EV時代に必要なモータ・マグネットを考える

マグネット

EVが抱える日本の電力問題

2019年時点での日本のエネルギー事情は、石油・石炭・天然ガスなどによる発電にほとんどを頼っており、日本でのエネルギー自給率は12.1%に留まっているのが現状です。
このことは今後の進んでいく自動車のEV化と比例して上がる電力需要という点で大きな課題となっています。
日本のエネルギー事情

限られたエネルギーを効率良く使うために

エネルギー事情に課題を抱えた中でEV車を推進していく際、限られた電力でより効率良く走行させることで、少しでも電力需給逼迫を抑制させる必要があるため、重要なのは動力や各種部品を動かすモータの高効率化であると言えます。
そのため高効率化はモータに求められる必須の条件と言えますが、鍵となるのはモータ内のマグネットです。

モータの性能を引き出すマグネットに必要なもの

車のエンジンと同様にモータにも繊細な制御力は求められますが、モータに使われるマグネットには磁力特性の高いものが必要とされますが、それと同時に重要なのがマグネットの特性に影響する磁力をコントロールする着磁=マグネットに磁気をつける作業です。
単純な着磁は空芯コイルという方法ですが、これでは複雑な制御ができないため、高効率・高性能なモータのマグネットは一般的に着磁ヨークという手法が用いられます。
この着磁ヨークによってモータの性能は大きく左右されるため、省エネに貢献できる高効率なモータには着磁ヨークの技術力が欠かせないわけです。

着磁ヨーク最適化と磁場解析に強み

東京モートロニクスでは、NdFeBボンド、ラジアル異方性、フェライト、ネオジム、サマ鉄(マグネットの種類は抜粋可になります)を始めとして、取り扱っているマグネットの種類の多さにも自信がありますが、何よりもその各マグネットの特性に対する深い知見が、求められるあらゆる特性に応じた着磁ヨークの最適化を可能としています。
東京モートロニクス 磁場解析例

日本のエネルギー問題に対するソリューション

EV車の各種部品のモータに求められる性能を最適化して設計・製作を検討される時、東京モートロニクスのマグネット、着磁ヨーク・磁場解析という選択肢が、お客様の課題を解決する1つの答えであることを願っております。

マグネットについて:https://www.tokyomotronics.com/product/magnet/
着磁ヨーク・磁場解析について:https://www.tokyomotronics.com/product/yoke/