産業用ロボットに求められるモータとは

産業用ロボット

産業用ロボットの使命

ロボットと一口に言っても、以前紹介したAMRから、人の行動や作業をサポートするサービスロボットなど目的・用途によって様々な種類が存在します。その中で産業用ロボットが持つ役割は生産性改善や特に人材不足という深刻な問題を抱える産業界において非常に重要な存在であり、今後はさらにそれが進むと予想されております。いわば産業用ロボットは日本の製造業などの未来に大きくかかる存在だと言えます。

産業ロボットとモータの関係

産業ロボット
この産業用ロボットは、例えば工場のラインであれば、寸分の狂いもない繊細な動きを、24時間稼働し続けたり、環境によって静音性が必要になったりと、求められる機能は多岐に渡ります。すなわち、産業用ロボットの関節・軸の稼働部に用いられるモータには多岐に渡る高性能と信頼性を欠かすことができません。

ロボットの駆動部分にスロットレス(コアレス)BLDCモータという選択

東京モートロニクスのECシリーズを始めとするスロットレスBLDCモータは、開発段階から産業用ロボットのアームに利用されることを想定しており、小型ながら高効率・高トルクが特徴で、精密な動きや高いポジショニングを実現しております。
標準モデルで言えば、Φ12mm~40mmの9サイズからなる豊富なラインナップのモータと、3W〜150Wという幅広い出力が様々なアームへの対応を可能としており、特に精密な動きを求められる産業用ロボットにおいて、その性能を存分に発揮することができます。

モータが産業界の人材不足を解消する

東京モートロニクスは、1987年創業当時からアクチュエータやモータの開発・設計・生産を行なってきた中で、良いモータを作るという一元的な考え方では先に進むことはできないと考えております。
「良いモータを作ること」から「モータを通して良い未来に貢献する」という考え方に変えていくことで、人材不足や生産性改善という、日本の未来に関わるモノづくりにおいて求められるモータとなると考えております。